日本の移民政策へ示唆、単純労働の場合は将来の社会コストのほうが大きくなる予測―ドイツ Immigration issue in Germany, non-skilled labor, social cost will exceed in future
こんにちは、今回のトピックは再び移民問題です。
Today’s topic is immigration issue again that we will see Germany’s case and apply it to Japanese case.
ドイツベレのウェブサイトの動画が興味深い内容だったので、重要だと思った点だけ、引用して要約します。
I found interesting video on the DW and thus I just pick up some parts, translate and summarize it. If you can understand the contents in English. Please check original video that lasts only around 2 min.
Reference link
https://www.dw.com/en/when-is-integration-not-worth-it/av-45152625
抜粋と訳
2015年から-2016年にかけてドイツに来た、難民が仕事を得るためには支援が必要、ドイツ語コース、住居費、生活費、ヘルスケアなどの支援。
その費用は年間一人あたり約20,000ユーロ。
ドイツは人手不足に直面している、80万件の仕事に空きがある。
2016年、ドイツが移民や難民支援のために拠出した費用は22ビリオンユーロ
移民や難民の人が人手不足を補える可能性はあるが、職業トレーニングを受ける必要がある。
経済学者は2つの将来のシナリオを予測、
① 1つ目のシナリオ、技術を持たない労働者の社会統合のケース→移民の人たちが、単純労働者としてとどまった場合、数十年にわたり社会的費用は所得税収を上回る。
②二つ目のシナリオ、セミスキルの労働者を統合するケース→移民の人達が、技術を持つ、中間レベルの職を持つ場合、例 自動車整備士
このシナリオの場合は、移民の人たちは、費用以上の所得税収と社会貢献をもたらす。年間数ビリオンユーロ、財政に貢献する。
社会統合に重要なのは、言語教育と、職業トレーニング。
昨年2017年は約100,000の移民の人たちが、職を見つけた。
個人的感想 My impression
移民の社会統合の論点において、よく目にするキーワードは言語教育と、職業トレーニングだと思います。今回紹介したビデオも、その2つの点を強調しています。
移民受け入れ国がその人たちの受け入れに責任を持つためには、言語教育と職業訓練を提供できるだけの人材や設備などの準備や能力、キャパシティが必要だと考えます。
ドイツの場合は、2015年以降100万人以上の移民、難民がドイツに来たので、国家が、責任を持って受け入れる事ができる能力、キャパシティを超過していないか、危惧されるところです。
日本が、仮に移民労働者受け入れ拡大策を採る場合、もしこの能力や準備が十分に備わっていないのにもかかわらず受け入れる、もしくはその受け入れ能力以上に受け入れ策を拡大する場合は、日本は社会統合に関して困難な問題に直面するのでは無いかと思います。
Reference
Deutsche Welle 2018, When is integration (not) worth it?, viewed 28 October 2018,
https://www.dw.com/en/when-is-integration-not-worth-it/av-45152625
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